太陽光パネルや蓄電池の設置を検討している方も多いのではないかと思います。賛否の意見があって、よくわからない人も多いのではないでしょうか。そんな人のために、少しでも決断材料になればと思い、我が家の実際の数字を元に、体験記事を書くことにしました。
かなり細かく実際の数字で説明するため、簡潔にポイントを知りたい方は
こちらの記事(太陽光パネルって実際どうなの?(結論))をご覧ください。
目次
得するかどうかはその人の環境次第
結論、その家の環境によります。損もする家もあれば、得をする家もあります。
要は、【太陽光パネル設置費用 < 売電収入+得する電気代(太陽光&蓄電池)】
この状態を作れるのか。作れるのがいつになるのか。これさえ分かれば、導入の決断が簡単になります。
図にすると以下のようになります。

※蓄電池=蓄電池による電気代節約分
※太陽光=太陽光パネルによる自家消費での節約分
太陽光パネル設置の目的を整理しよう(我が家の場合)
①経済的に得をしたい
②災害時の安心感がほしい
我が家は経済的にお得であることが一番の目的でした。大多数の家庭がそうだと思います。
同時に、最近の災害の被害を考えると、万が一の停電に備え蓄電池の設置も必要であると考えました。
シミュレーションに必要な条件を整理しよう
我が家のシミュレーションプラン
- 設置費用:440万
- 太陽光設置容量:9kwh(屋根一面にぎっしり載せたので、大きい方だと思います)
- 蓄電池容量:8.4kwh
- 毎月の電気料金12,000円
- 電気料金プラン:スタンダードS
- 売電価格:21円(2020年度) 。10年目以降は6円で計算
- 電気料金: 1kwh 当たり\25,64で計算。(ご家庭のプランを確認してみてください)
毎月の状況を知ろう
| 基本料金(円/A) | 286 | 6 | ¥1,716 | 毎月の基本料金 |
| 使用電気料金(円/kwh) | 25.6 | 401 | ¥10,266 | 毎月の電気料金 |
| 電気料金合計(円) | ¥11,982 | 毎月の電気料金合計 | ||
| 蓄電池容量(kwh/日) | 8.4 | 31 | 260.4kwh | 蓄電池に溜められる電気。 |
| 太陽光パネルによる発電量(kwh) | 870.15kwh | 業者(メーカー)よりシミュレーション。 | ||
| 毎月の支払金額(円) | \28,636 | 毎月の支払い。業者より見積もり。 |
黄色の部分を業者(メーカー)に算出してもらいましょう。
電気料金はプランや地域によって様々ですので、確認してみましょう。
しっかりとした業者であれば、メーカーからあなたの自宅で発電できる量はこのくらいありますよ。というシミュレーションをしてくれます。メーカーが正式に出す数値なので、背伸びをした数値を出すことはありません。少し控えめな数値で出すことが多いようです。まずは『どのくら発電できるのか』を知りましょう。
本当に得?実際に支出をシミュレーションしよう
毎月の支払いは(普段の電気料金+4,463円)となる
我が家の条件に当てはめて計算をすると、下記のような図になります。

毎月の支払の内訳
それでは、シミュレーション内訳をみてみましょう。
| 計算式 | 項目 | 数量 | 単位 | 説明(計算根拠) | |
| ①毎月使用する電気の量 | 401 | kwh | 自身の電気料金明細より。 | ||
| ①´毎月の電気代 | 11,982 | 円 | 自身の電気料金明細より。 | ||
| ①×0.3 | ③日中の使用電力 | 120.30 | kwh | 一般的な家庭の平均が30%程度。 太陽光で賄うことのできる電力。 | |
| ③×25.64円 | ④日中の電気代 | 3,084 | 円 | 太陽光で賄うことのできる電気代。 | |
| ①´-④ | ⑤日中以外の電気代 | 8,897 | 円 | 太陽光パネル設置後の電気代。 | |
| ⑥太陽光パネルによる発電量 | 870.15 | kwh | 業者(メーカー)よりシミュレーション。 | ||
| ⑦売電に回す電気量 | 749.85 | kwh | 売電に回すことのできる電力。 | ||
| ⑦×21 | ⑧売電による収入 | 15,747 | 円 | 2020年度の売電価格は21円。10年目以降は6円で計算。 | |
| ⑨蓄電池による発電量 | 260 | kwh | 1か月間、蓄電池溜められる電気。 普段は蓄電池に溜めた電気を自家消費します。 | ||
| ⑧×25.64×0.8 | ⑩蓄電池によって賄える電気料金 | 5,341 | 円 | 蓄電池をすべて使い切ってしまうと、災害時に機能しないため、8割程度を使用する計算 | |
| ⑪入後の設備費支払い金額 | 28,636 | 円 | 業者より見積り。 | ||
| ⑪-(③+⑦+⑧) | ⑫実質の支払い | 4,463 | 円 | 設備費-(売電収入+太陽光発電+蓄電池) |
毎月の電気代に加え、4,463円を支払い続けるという計算になります。
いつまで支払いは続く?いつからお得になる?
毎月の支払いがどのくらいになりそうかは、把握することができました。
大事なのは、いつ支払いが完了し、工事費用を回収できるのかです。
上記で算出した数値をもとに、年単位で回収時期を計算をしてみました。

エクセルで計算してみました。こちらの表から読み取れる結果が、以下グラフになります。
13年目に支払い完了、20年目に実質的にプラスに転じる。
我が家では、 13年目に支払い完了、20年目に実質的にプラスに転じるということになります。

補足
以上のような流れで、ある程度シミュレーションを行うことができますが
頭に入れておきたいポイントがいくつかありますので整理しましょう。
電気料金が変わる可能性がある

電気料金の単価自体が今後変動する可能性があります。電気料金が上がると太陽光パネル設置のメリットも高まることになります。
天気が悪ければ発電はされない
天気が悪いと、発電の効率も悪くなります。
一日中雨だと、ほとんど発電されません。
10年後の売電価格はわからない
今年(2020年)は21円で確定しておりますので、10年間は単価が確定しておりますが、その後の売電単価は現時点ではわかりません。今は東京電力以外の会社にも売ることができるので、10年後最も高い買取価格の高い業者を選択するのも良いかもしれません。
まとめ
以上、太陽光パネル設置工事を検討している方へ、具体的なシミュレーションの手順と方法について解説してみました。まずは業者にどのくらい発電できるのか?をシミュレーションしてもらうことが第一です。こえさえわかれば、今回の計算方法を当てはめることで、自分の家で太陽光パネルを設置するメリットがありそうかどうか、判断の材料になると思います。
大きい買い物ですので、後悔のないようにしましょう。
少しでもお役に立てれば幸いです。
まずは情報収集からしてみましょう
まずは、資料を集めて情報収集からスタートするのも良いと思います。
比較サイトで見積もりを取ってみて相場をつかむのもの大切だと思います。







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